はじめに

弊社のオープン系の開発は、バグトラッキングにtracを、ソースのバージョン管理にはSubVersionを利用しています。

一方でIBM iのソース管理は、ソースの末尾に_BKとか、_B01,B02・・にコピーしてから改修する方法で運用をしています。

この運用だと、人によってはバックアップソースの名前の付け方が違う、そもそも10文字までしか入力できない、ソースメンバーがいつの間にかバックアップばかり・・等の問題が発生しています。

そこで、IBM iのソースをSubVersionで管理することは出来ないものか、と思い立ったことが始まりです。

方法としては、WebSphere Development Studio Client(以下WDSC) for iを使用し、その中でSubVersionと連携します。

今回紹介するソフト・方法は、追加の投資なしで実現できます。
ぜひ、チャレンジして見て下さい。
※WDSCに代わる新しいバージョン、Rational Developer For i(RDi)は有料になっているようです。

まず、ソフトの入手ですが

「Download and Update WebSphere Development Studio Client WDSC7 for free」

のキーワードで検索してみてください。
海外のサイトなのでリンクははりませんが、すぐに見つかると思います。

私もこのサイトが見つからなければ、先に進めませんでした。筆者の方には感謝です。
このサイトからソフトをダウンロードした前提で、説明を進めていきます。
CD-ROMを持っている方は適宜読み替えてください。

環境ですが、筆者のクライアントは「Windows8.1Pro」、IBM iは「V5R4M0」です。
Windows7でもindowsVistaでも動くのではないかと思います。

なお、一切の責任は負いませんので自己責任にてお願いします。

この記事が何かの役に立っていただければ幸いです。

なお、もしご興味のある方がいらっしゃればデモもできますので、
筆者村田康行まで連絡ください。(質問でも結構です。)

(記事を書いた日:2014/04/07)