RSE:IBM i(AS/400)間のオブジェクトコピー

2台のIBM iを使用した時、便利な使い方ができます。

IBM i間でコピー出来る・出来ないオブジェクトをまとめてみました。
なお、2台とも同一バージョン(V5R4M0)です。

まず、下図のように2台の接続設定を行います。
2台目に設定したIBM i(AS002)には青色枠のフィルター群が設定されていません。
右クリックするとメニューとしては存在するので問題ないのですが、なぜでしょうか?


1台目のIBM iでライブラリ・フィルタを作成します。


2台目のIBM iも同じようにライブラリ・フィルタを作成します。


あらかじめ作っておいたライブラリ(WDSCTEST)が表示されました。
このライブラリにはプログラム、ソースファイル、ソースメンバーが存在しています。


ライブラリのコピー

ライブラリを右クリックして「コピー」を選択します。

ライブラリのコピーの場合、下図ダイアログが表示されます。
CPYLIBが実行されるようです。

同一のIBM iならコピー可能でしたが、異なるIBM iへはコピー不可でした。
(そもそも「貼り付け」が表示されません。)


オブジェクトのコピー

コンパイルされたプログラムをコピーしてみます。


コピー先のIBM iに「貼り付け」ます。


NGでした。


ソースのコピー

今度はソースファイルをコピーします。


同様にコピー先のIBM iに「貼り付け」ます。


今度はコピーされました。
ソースメンバーもコピー可能です。


物理ファイルのコピー

プログラムオブジェクト同様、コピーできませんでした。

セーブファイルのコピー



お。


SAVFはコピー出来ました。

今までSAVFのやり取りはSAVFをFTPで受け渡しをしていました。

FTPの場合、送信する先のIBM iに予めSAVFを作成しておく必要がありましたが、
この方法ですと作成する必要はありませんでした。
送信先のIBM iでDSPSAVFで内容の確認も出来ました。

【コピーまとめ】
オブジェクトタイプ ライブラリ内 ライブラリ間 IBM i間
ライブラリ ×
プログラム ×
物理・論理ファイル ×
ソースファイル・メンバー
セーブファイル
※基本的に移動も同等です。

以上で終了です。

(記事を書いた日:2014/06/17)