データベース操作:Web Tools Platform (WTP)を使う

eclipse標準のWeb Tools Platform (以下WTP)を使用し、AS/400のデータベースを操作してみます。

データベース・エクスプローラー・ビューを表示します。


データベース・エクスプローラーを選択。


「接続」を右クリックで「新規接続」


下記水色部分を変更しました。
(弊社のAS400はV5R4M0なので、V5R4以上のOSの影響は分かりません。)


接続が増えました。


この後SQLを発行する環境を作成していきますが、WTPはSQLスクラップブックが必要になります。
どこかのプロジェクトに属す必要があるので、ここでは新規にプロジェクトを作成しました。


「一般」⇒「プロジェクト」


プロジェクト名はなんでもかまいません。


なにもチェックしませんでした。


ここからSQLスクラップブックを作成していきます。


親フォルダは先ほど作成したプロジェクトを指定します。
ファイル名はscrapbookとしました。


scrapbookが作成されました。


SQLを入力していきます。.を入力するとファイル名が補完されました。


SQLを発行するには、右クリック⇒「SQLの実行」を選択。


表示されました。


データベース・エクスプローラーからもデータが表示できるようです。


「データ」⇒「編集」を選択。編集ってことは、更新できる?


こちらからも問題なく表示されました。


編集してみます。名前(をクリスに)を書き換えてみました。
編集すると、アスタリスクが付きます。ここで保管します。(Ctrl+S)


エラーが出ました。
調べたところ、ジャーナルしないとダメなようです。


ちなみにジャーナル作成は以下のコマンドです。
CRTJRNRCV JRNRCV(ライブラリ名/レシーバー名)
CRTJRN JRN(ライブラリ名/ジャーナル名) JRNRCV(ライブラリ名/レシーバー名)
STRJRNPF FILE(WDSCOBJ/EMPLOYEE) JRN(ライブラリ名/ジャーナル名)
今度はうまく行きました。

UPDATE文のSQL自体は問題無いので、このSQLをSQLスクラップブックに貼り付けて実行すると更新できます。
ジャーナルが必要なのは、「編集」の時だけのようです。

データの抽出ができるようなので、試してみます。
CSVファイルにダウンロードしてみます。


オプションはそのまま。


ちなみに列区切り文字はこんな感じ


文字ストリング区切り文字はこんな感じです。


ダウンロードしたデータです。


今度はこのCSVをアップロードしてみます。
(CRTDUPOBJでEMPファイルをデータ無しで作成しておきました。)


先ほどのCSVファイルを選択します。


EMPファイルを見てみます。


正しく入っていました。


リモートシステムエクスプローラからも表示できるかどうかテストしてみました。


半角カナが化けてしまいました。設定の問題かも知れませんが、調査はやめます。


以上で終了です。

(記事を書いた日:2014/06/13)